階層構造のファイルシステム
- UNIX系OSのファイルシステムは、下図のように階層構造になっています。
- この図を天地逆にすると、幹から下には根(root:ルート)があり、上には節で枝分かれしているように見えることから木(ツリー)構造ともいいます。このことから最上位のディレクトリをルート・ディレクトリと呼びます。
- ファイルブラウザでツリー表示し、階層構造になっていることを確認しましょう。
- カレントディレクトリの変更
- 現在、ユーザuchidaのホームディレクトリ(/home/uchida)にいるものとします。
- $ pwd … 現在のディレクトリを確認します。
/home/uchida
$ cd /tmp … ルートディレクトリ(/)の下のtmpディレクトリへ移動します(絶対パス指定)。
$ pwd
/tmp
$ cd ~ … ユーザのホームディレクトリへ戻ります。「cd」のみでも同じ動作をします。
$ pwd
/home/uchida
$ cd .. … 一つ上のディレクトリつまり親ディレクトリへ移動します(相対パス指定)。
$ pwd
/home
$ cd uchida … カレントディレクトリの下のuchidaディレクトリへ移動します(相対パス指定)。
$ pwd
/home/uchida
$ ls -a
. .bashrc .gnome2 .nautilus
.. .canna .gnome2_private .openoffice.org2.0
(以下略)
※ … 1行目の左端に表示されている.(ピリオド1つ)は自分自身のディレクトリを表しています。2行目の..(ピリオド2つ)は親のディレクトリを表しています。